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執筆者の写真susuham

お兄さんとお遍路


店主には、おとこ兄弟がいなくて少しだけ

おとこ兄弟の存在にあこがれているところがありました

結婚をして、主人には兄がいて…

兄ってどんな存在なんだろう…

そんな兄が、あるとき四国のお遍路にいくことに

お遍路に行くってなかなか身近な存在で聞くこともなかったので

そーなんだーという他人事

その頃の兄は、人生を模索していたようでインドへ旅立ってみたり、

なにかとせわしなくうごいていたのでした

お遍路では

巡礼者にお接待をするというのが習慣

(高知のスーパーは刺身が新鮮!!!)

わたしたち夫婦も四国にいくついでに兄を激励したのでした

ほどこしを受けた兄…

こんな風に まちのひとに助けられながら

歩みを進めて行くようです

はじめて会ってそんなことしてもらえたら

とてもあったかいきもちになるんでしょうね◎

海沿いの高架下に設置された簡易的な宿

兄と主人と川の字で寝た簡易的な宿…

ちょっと、というかだいぶ兄から聞いて

期待していた場所と異なっておりまして…

(一般民家にお邪魔させていただけるとばかり…)

犬用の蚊取り線香のにおいがきつくて少しだけおびえた夜なのでした

でもふたりに挟まれて寝たので海のさざなみを聞きながら安心して寝ました

(活動家が住んでそうな外観…)

(歩き続けでマメが潰れて痛そうにしているのを覚えています

じぶんで治している姿もなぜか格好よくみえたのでした…なぜかは余計!?)

このときの兄は、すごく良い顔して歩いていました

充実感をおぼえた顔というか

希望に満ち満ちていて…

それから兄は八百津で施設を立ち上げることに

ありがとサン八百津という

元気なお年寄りをより元気にさせるデイサービスを経営中です

旅を通して人の役に立ちたいというきもちが芽生えたのでしょうか

店主もいつも旅に出ると同じきもちになります

ススハム店主


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