top of page
  • 執筆者の写真susuham

shippou


七宝焼とはなんぞや

ずっと気になっていてお勉強がてら

あま市七宝町にある七宝焼アートヴィレッジに行ってきました

すてきな外観!

七宝焼の中身といいますか

釉薬を付ける部分はどうなっているんだろうと思っていました

オブジェのように光り輝く銅板でつくられているのでした

これだけでも格好いい…

七宝焼ができるまでの簡単な説明ですが

①素地→銅板で原型をかたちづくり

②絵付→元絵を下書き

③植線→下書きに沿って銀線を貼って釉薬の境界線をかたちづくる

(有線七宝といいます、銀線を貼らないのは無線七宝といいます)

④釉薬を埋める

⑤一番焼、二番焼を経て完成

実際に体験もしてみました

体験できるのは無線七宝といって銀線を貼らずに直接釉薬をのせていくやり方

細かく砕いたガラス状の釉薬が水と混ぜ合わせてあってそれを

塗り分けながら乗せていく作業がたいへんでした

思い通りの色になるかどうなのか想像しながらですが、

ハラハラどきどき

慎重になりすぎてなかなかはかどりません

店主の最終目標は宇宙を創造していたはずだったのですが

やっぱり最初だし七宝らしさを取り入れたいよねとかいいながら…

幾何学模様にしていこうと思っていたのに

できあがりは、これ

KAO

ちなみに爪くらいの小ささを選択してしまったので悪戦苦闘したのです

七宝焼の焼成は800度くらい

だいたい陶芸でいう素焼温度くらいでしょうか

ちいさなものは1分くらいで焼き上がってしまいます

花瓶などの大ものも7〜8分くらいで焼き上がるそうです

早いなあ

いいなあ

冬場に導入したいなあ

やきあがりはこれ

渋い顔が焼きあがりました

もう一回やりたくなりますね、こりゃ

リベンジしたい気分です…

七宝焼って日本でできた焼き物だとばかり思っていたですが

じつはちがうんですね

ヨーロッパからシルクロードを通って

中国や韓国に伝わり、日本にも伝えられたそうです

知らなかった…

最後に江戸や明治につくられた七宝焼の名品の数々を

鑑賞したのですがすごいに尽きる…

博覧会に出品された鏡台の装飾がうつくしかったのでした

そして、ここで知った知識をひとつ

美術品や工芸品のことを七宝焼

工業製品として日常的に使われる製品のことを琺瑯(ホーロー)

と、使い分けるそうですよ

古道具を扱うものとして勉強になりました

ススハム店主


閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page